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行政書士を開業の感想

  
開業記・感想


  行政書士の試験に受かったのは大学の時でした。遊んでばかりの大学生活で、このままではいけない

 と勉強を始め何故か合格。行政書士は「カバチタレ」で漫画・ドラマにもなり、有名な職業となったので一度

 やってみようかという安易な気持ちで始めました。開業して3ヶ月も経たない内に考えが甘かったと自覚し

 ました。まともに開業してから1ヶ月目にとれた仕事はわずか1件。契約書作成の依頼でした。



  まったく経験を積まずに行政書士を開業する人は多くいますが、多くの方が「仕事はほしいができるかど

 うか不安で仕事が来るのが怖い」と感じた事があるのではないでしょうか!?恐らく新人行政書士の多くの

 人間が抱えるジレンマだと思います。私は常にこのジレンマを抱えていました。ですから、一生懸命頑

 張っているようでどこか消極的になってしまうのです。

 契約書作成の依頼が来たときは嬉しい反面、不安でしょうがありませんでした。ですが、頑張ればなんとか

 なるもので、支部長に教えを請いながらなんとか仕上げる事ができました。



  しかし、この1件ですら奇跡的に取れた仕事だった事をこの後知る事になります。2ヶ月目は確か0件だっ

 たと思います。全然仕事がとれないにも係わらず、何とかジレンマを解消するために無給で知り合いの先生

 の仕事を手伝いながら少しずつ勉強させてもらう事にしました。そこでは相続関係の勉強をさせてもらいま

 した。



  そうこうしている時に新人の研修会で出会った先生から仕事をいただける事になりました。仕事のなかった

 私にとっては非常にありがたい事で引き受けましたが、勉強した相続とは無縁の仕事で、結局ジレンマを抱

 えながらやる事になりました。 頑張ればやはり何とかなるもので(もちろん多くの先生にお世話になりなが

 らですが)、とりあえずは無事終了しました。 それから時々、仕事を紹介していただけるようになりましたが、

 自分ではホームページに無料相談が来る程度で一向に仕事が取れませんでした。



  この後、まだまだ苦悩の日々が続きますが、結局の所努力が足りないから仕事が取れないないという事は

 事実です。行政書士で平均的なサラリーマン以上に稼ぐのは1割〜2割程度でしょうから少なくとも100人中

 20番に入るくらいは努力できなければなりません。その上で工夫と場合によっては運やお金が必要となるので

 しょう。


現状・未来


  現状では、司法書士なら不動産登記、税理士なら確定申告、弁護士なら裁判などというような万人に売

 れる商品が少ない
行政書士はやはり儲けにくい商売と言えるのではないでしょうか!?それでも、仕事が

 入ってくる仕組みを既に確立
している先生方は恐ろしく忙しい、そしてやりがいのある毎日を送っていま

 す。扱える商品の幅は広いので行政書士の職域に固執せずに、起業するくらいの感覚で創意工夫し、努力

 していければ、なんとか食べていく事くらいはできるのではないでしょうか!?

  業務の幅という事では、将来的には会社設立時に必要な商業登記が司法書士に限らず行政書士も可能

 になると言われています。また、ADR(裁判になる前に問題を解決する方法)でも行政書士が活躍できるよう

 になる可能性はあります。この辺りの問題に関しては行政書士政治連盟が相当頑張っているようです。



  欧米化が進みアメリカのように裁判が当たり前となる日もそう遠くないでしょうし、少なからず国民の法律に

 対する関心は高まってきますので、今後行政書士に限らず法律家の出番は増えると思います。その時、

 如何にビジネスチャンスを見出すかでしょう。新制度により弁護士の数も増えて行きますのが、行政書士と

 弁護士の役割の違いを考えつつビジネスとして行政書士の仕事を捉えて行くべきだと思います。


よくある質問


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