独立は経験を積んでからの方が良いか
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これから開業しょうという方は、まずここで迷うと思います。私の経験からすれば、可能ならどこか
に勤めて経験を積んでから独立するべきだと思います。「この仕事がしたいから行政書士になったん
だ!」という様に明確に専門を何にするかを決めているなら、最初から独立しても良いと思います。
それでも、勤める所があるなら数年経験を積んだほうが良いと思いますが・・。しかし、大半の方はそ
れほど明確にやりたい仕事はないと思います。であれば、何処かで修行を積んでから独立するべき
です。行政書士の求人は少ないので中々そうも言ってられませんが・・。それでも、最近はハローワ
ークやホームページで求人をしている所もありますので探してみてはいかがでしょうか!?何しろ私
は最初から独立したので、仕事のとり方も分からず、取ってきた仕事のやり方も分からずと、苦労しま
した。
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開業手続き・準備
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開業手続き |
これは至って簡単です。各都道府県にある行政書士会に行き必要な物を聞き集めて
提出するだけです。申請が終われば「はい、開業してください。」という程度のものです。
但し、簡単な研修があります。また、申請には大体2〜3ヶ月ほどかかります。必要な
書類は都道府県によって変わるようですが主に下記の書類が必要になります。
▽身分証明書(住民票・戸籍抄本)
▽事務所の見取り図と事務機器の配置図
▽事務所が持ち家でない時は大家の承諾書
▽事務所の登記簿
▽顔写真・事務所の写真 など。
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開業準備 |
開業準備でまず考えるのが事務所を何処にするべきか。どの程度の事務機器を買
い揃えるべきか、というようなことだと思います。事務所に関しては私も結構悩みました。
結局、貯金もあまりなかったので自宅で始めましたが、メリハリがつかないのを自宅で
やっているせいにして、一度事務所を借りました。
そのような経験を踏まえて考えると、軌道に載るまでは事務所は自宅で良いと思い
ます。自宅でやっても、パソコンでの営業ならもちろん、電話も回線を二つ引けば問題
ありませんし、お客さんと会うのは外で会えば良いのですから。事務所を借りるお金が
捻出できるなら、宣伝費に回すべきです。
次に事務機器ですが、絶対的に必要なのは机とFAX付の電話くらいです。個人的
にはパソコンもあった方が良いと思いますが。その他の細かい事務用品は必要になっ
た時に買えば良いです。買いに行く時間もないくらい急遽必要になる事はありません。
その他、コピー機についての質問が多いようですが、近くにコンビニがあれば必要あ
りません。これからプリンターを買うという場合はコピー機と複合型の物を買っても損は
ありませんが。
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開業後の営業方法
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とにかくお客さんを取らないと駄目なんですが、私はどうしても飛び込み営業ができなかったので、最
初からホームページを利用しての営業に絞りました。失敗例として上げると、行政書士のできる主な仕事
を「何でもやります」という内容で載せ反応を見ながらお客さんが来るのをひたすら待ちました。・・来ませ
んでした。HPの場合他にもたくさんの事務所がありますので、お客さんはその仕事をより専門的に扱って
いる方へと行ってしまうのです。
その他様々な失敗を踏まえて開業後するべき営業についてまとめると次のようになりました。
HP |
1つか2つの事のみを扱う専門的なページを作る。専門は中々決まる
ものではありませんので、最初に行った研修の内容でも、やってみた
いと思うものでも何でも構わないと思います。
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チラシ |
ごく普通の家庭で抱えている可能性のあるものをいくつかピックアッ
プしてばら撒く。(例:相続・遺言・内容証明・隣人とのイザコザ解決・
賃貸借問題)
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名刺 |
「なんでもやりますよ」という名刺と専門的な名刺の2種類くらいを用
意して使い分け、とにかくばら撒く。私が最初に仕事を取ったのはこ
の方法でした。喫茶店などでも渡せるチャンスがあれば渡す。
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研修 |
行政書士会の研修は最初のうちはなるべく出席し顔を広める。本当
にありがたい事にたまに仕事を回してもらえる。これが後に専門にな
ったりする。
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私は上記すら実行できませんでしたし、この他にもたくさん営業の方法はありますので頑張ってください。
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